色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

武蔵境通りに黄色いうさぎ出現!

黄色という色は光や希望などあかるいイメージをもつ色です。
しかし、三鷹あたりの住宅地に住んでいると、自然のものとしてはそれほど多くはありません。
今なら庭先のパンジーや柑橘系の果樹などでしょうか。


それに比べて人工的な物は目を引きます。最近増えてきたコイン式のパーキングや量販店の看板、危険物のマークや踏切、子どもの飛び出し注意看板などいずれにしても突出して、注意を促す働きがあります。


黄色は、明度の低い黒などと組み合わせると、最も遠くまで見える色というのもうなずけます。


そんな黄色をまとったウサギがなんと、我が家の前から300メートルにわたり大量出現しています。
       
      
都の道路拡張工事がおこなわれている区域をかこみ整然とならんで支えるウサギ達。
もともと自然の生き物であるうさぎに「黄色」というだけでそれなりにインパクトがあります。

もちろん工事にあたって侵入やモノの投げ入れなどを防ぎ、安全をはかるものなのは推測できます。
これを「あら、かわいい」と思うか「合わない感じ」がするか、人それぞれ幅があるでしょう。

街中の黄色、人工的な黄色、最近ちょっと多いなあと感じて気持がざわざわしています。  


  • Posted by turu at 08:59Comments(0)色彩心理

    スケジュール帳は赤い色。

           

    いつもスケジュール帳を買うときはピンクや白などの淡く薄い色が多いのですが、今年はなぜか赤い色に引かれてしまい、雑記帳までこんな朱の強い赤に。
    色はその時の気分など無意識の部分を反映していることが多いといわれていますが、自分でもあらためて「なぜ?」という気分。

    は私たちの交感神経に働きかけ、気持を高揚させたりエネルギーを喚起したりする作用があります。
    だとすれば今年この色を手にとってしまったのも、積極性や表現力といったことへの自分の願望となにか関係がありそうです。

    しかし、この一月は準備不足や不注意からのちょっとしたミスやトラブルも多く、特に相手のあることの場合は反省や後悔しきりです。
    赤いスケジュール帳を開いては「前のめりにならず要注意!」という「警告」 (救急車両のピーポーピーポーの赤いランプのような)の色に思えて気が重くなることも。

    赤からエネルギーをもらいながら、やっぱり自分のリズムには淡い色が合っているのかもと再認識しているこの頃です。

    みなさんのスケジュール帳は何色ですか?  


  • Posted by turu at 11:22Comments(0)色彩心理

    今日が一番若い日

    17日、名古屋に住む友人が来てくれて久しぶりに会って話しました。遠くから初めて三鷹に来てくれたので、最初に調布の「神代植物公園」と武蔵野の古刹「深大寺」へ案内し、
    お蕎麦でランチしてから私の家へ。

    遠方から誰か訪ねてくれる時はきまってこのコースです。
    その風景や歴史、お蕎麦にまずみなさん喜んでくれるので、本当にいい所に住んだとつくづく思います。

    開園と同時に入った植物園は人影もまばら。キーンと冷えた曇り空も、11時頃には日が差し雲ひとつない快晴の冬空に。
    ふたりで見上げて「高いねー、きれいねー」とおもわず声をあげていました。

    限りなく高く、でも淡くはかなげな青。この空にぴったりした色名はなんだろうと調べてみたら、「わすれな草色」(Forget me not Blue)というのがありました。
    ロマンチックな感じもする色名ですが、むしろ孤独や希望というイメージが自分たちには合っている感じがします。

    彼女は、ご主人を亡くした後、苦労してふたりの娘さんを育て上げ、これから名古屋周辺や自宅でのアートセラピーの活動を本格化していきたいと考えている人。
    すごい心配性で、すごい前向きな人です。

    女性は40代から50代へと越えていく時期はいろんな意味で大変です。親・家族の変化や、自分の心身の変調にくわえ、人生の後半にさしかかる中で「自分の社会的役割」について思いをめぐらせる人も多いのではないでしょうか。

    だからこれから新しいことを始めようという同世代の友人がいることはそれだけで嬉しい。

    教育評論家の尾木直樹氏は「何かを始めるのに遅すぎるということはない。なぜなら今日が人生で一番若い日なのだから」と著書の中で書いています。

    彼女の名古屋のアトリエも偶然なのですが「アトリエ・コスモス」という名前です。
    三鷹と名古屋のアトリエ・コスモス、いい場所にしていきたい。

    私たち今日が人生で一番若い日なんだからね。

             
              神代植物園で買った高峰錦というボケの花です。

      


  • Posted by turu at 13:37Comments(2)

    アトリエコスモス今年もスタート!

    さて、今年もにぎやかにアトリエスタートです!

    と言いたいところですが、出足はぽつりぽつり・・・。いろんな行事とかさなったり、寒さもあったりで、例年1月はこんな感じです。

    当アトリエは「月謝制」ではなく、参加した分だけいただく「回数制」です。
    「心のままに自由に描く」というコンセプトからいっても、できるだけ気軽に参加できるようにと「回数制」にしたのですが、それはそれでいい面もいろいろあります。

    基本は月2回。たいていの子どもたちは決まった曜日に来てくれます。けれど、曜日を決めずにそのつど選ぶこともできるので、他の習い事や行事と両立したり、月に何回も参加してくれる子もいます。
    年に数回親子3人で来て、ゆっくり制作を楽しんで下さる方もいます。

    自由な参加の形が可能なので、メンバーが固定されずいろんな交流が生まれるのも、主催者としては楽しく、様々な発見があります。

    まもなくみんなのリズムも整うことでしょう。そのエネルギーに負けないように私もしっかり準備したいと思います。
       
      4年生女子、買ったばかりのデジカメで撮った花の写真をコラージュ。
      華やかなカレンダーになりました。
      
          
       6才女子、ずーっと粘土を伸ばしたり丸めたり。時間をかけただけに形もしっかり。  


  • 年賀状をかたづけて

    9日、烏山の御寺へ新年のお墓参りにいき、足を延ばして調布・深大寺へ初詣。






    年末の帰省からひととおりのことを終え、仕事や活動の準備もしなければ、とテーブルの上に
    出しっぱなしだった年賀状も、ひとつひとつ見なおしながら箱の中へおさめました。

    ここ数年、親族以外の個人的な年賀状は50通ほど。とりわけ今年はいただいた年賀状の多くが東日本大震災をうけての想いや、自身の変化や近況を知らせる”あいさつ以上”のものばかり。

    「人生には人間関係が大きく変わる時期が2度訪れる」ということを何かの本で読んだことがあります。
    たしかに私にも2度ありました。一度目は30代前半。そして2度目は40代半ば。
    その2度目の大きな節目から7、8年を経て今年いただいた年賀状は、その人らしい色彩やデザインとともに、私自身の人生の時間や人との結びつきをあらためて思い起こさせてくれるものばかりです。

    どれもその人の顔が思い浮かび、いつのまにか心でおしゃべりしている自分がいます。

    そう思うと年末年始の忙しいときにたいへんな思いをして書く年賀状も大切なものに思えてきます。
    それだけ、歳をとったということなのかな?
      


  • Posted by turu at 12:23Comments(0)暮らし