繊細と大胆
日々のアトリエは子どものエネルギーに押されっぱなし、作品データはどんどんたまるいっっぽう。
体力的に不安を感じるときもしばしばですが、がんばらねば。
さて今日の作品は同じ6才の女の子と男の子。
女の子の方は粘土を細かく細工した繊細な作品、そして男の子は新聞紙をまるめて色の紙でまいてつくった大胆な作品。
まだ6才なのに、ひとつひとつのパーツごとに紙粘土に色を練りこんで、こんなに小さい髪や顔や手足を作っていくのはたいへんな根気と集中力です。(作品をのせたスケッチブックはハガキ大です)
でもそれが実に楽しそうで、いくらでもやっていられるという感じ。
そしてしっぽ付きのラグビーボールみたいなコレ。投げるとヒラヒラッとしっぽがなびいておもしろいのです。
ちょっとごついけど、新体操のリボンのようにひらひらします。(写真のお尻は作者くん)
じーーっと粘土細工をしている女の子の頭上をこのボールが行ったり来たり。
集中してるから気になりません。
一方は自分の世界と対話しながらこつこつ積み上げていくようなエネルギー、
作品も自分の分身のようです。そしてもう一方はエネルギッシュな外向きのエネルギー。これを投げて遊ぶという体感覚と結びついています。
内と外、ともにパワーがありそれぞれの個性がきわだっています。
私はこういう子どもが何かに夢中になっている姿というのが好きで、いつも元気をもらっているような気がします。
大人の私がきっとそれを忘れているからかもしれませんね。
ボールと同じ作者くんの
ジェットコースターの作品。
アートセラピーワークショップ、コミュニケーションをテーマに
23日、協働センターでアートセラピーワークショップ
「つながる・育む・コミュニケーション」を開きました。
インフォメーション開始してから2週間くらいまったくお問合せがなく、今回開けるのかとドキドキしていたのですが、
雨で足元の悪いなか、7名の方が参加してくださいました。本当に感謝です。
最初は軽く近況などを書き込むシートでウォーミングアップ。
色を塗ってもらうのは「ひとりでいる時の私」と「誰かといる時の私」。
次に「ひとりでいる時の私」をもう少しふくらませてもらうために、「私のプライバシー」という題でそのイメージを25センチくらいの円に表現してもらいました。
それから2、3人のグループになり、大きな画用紙を一つの社会に見立てて、そこに個性豊かに描かれた「私のプライバシー」をのりではり、そのあとは共同作業で大きな絵をしあげていきます。
その時のルールは「いっさい言葉を発しないこと」。
そう色でおしゃべり、絵で対話ですね。
最初は少し遠慮してしまいますが、描きだしたら意外とどんどん行けます。
そうやってできた作品がこちらです。
1枚目は、それぞれの場所にはふみこまず、でもテーマを感じあいながら、優しい色合いが調和してファンタジックな作品になっています。
2枚目は、お互いの距離は感じますが人や自然を描きたしていくなかで、異なる個性がおもしろいコラボレーションを生み出しました。
3枚目は、それぞれ「個」の部分にも接近したり、互いが寄りそって何かをキャッチボールしているかのように描いていってできた世界。魅力的な作品です。
最後に完成した絵をみながらシェアする時間を持ちました。
とにかく描いている間は話ができないので、いろんなことが出てきます。
「ええー!そうだったの」ということや「こうしたかった」「こうしてあげたかった」ということ。もちろん「どうしたらいいのかわからなかった」「そんな風に思っていなかった」ということも。
互いの表現に感じたこと、受けとめようと思ったことなど本当に人の気持って豊か。絵で表現するとよりいろんなメッセージが見えてくるような気がします。
個から全体へ、全体から個へ。
大きな絵を一緒に描くという事がみなさんの感性の豊かさで楽しい時間になりました。
日常をちょっと離れて色彩を通して自分の感覚を見つめてみるといろんな発見があります。
参加してくださったみなさん本当にありがとうございました。
10月は紙粘土を使ったワークをしてみよう考えています。
詳細は追ってお知らせします。
どうぞお気軽にご参加ください。
白の障子、気持も新しくなりました
障子の貼りかえをしました。
何もこんな暑い時にしなくてもと思うのですが、陽にやけて黄ばみあちこち破れていてとにかく気になっていました。
自分でしたいと思いつつ、子どものころのイメージで、障子の貼りかえというのはとてもたいへんな気がしてなかなか手がでませんでした。
秋冬の寒い日に、外へ出して水で濡らして紙をはがし、桟を丁寧に洗って乾かし、のりをつけて貼りかえるというのは掃除や洗濯という活動とちがって、何か大仕事のような抵抗感がありました。
だから気になりつつも今日を明日に今年を来年にと、ずーーーっと延ばしてきたのです。
それがいよいよコップの水の表面張力みたいな感じで、ワッと溢れて「どうしても今やりたい。今しかできない」と思ったのです。
できました、家の中で貼りかえが。(窓用の障子です)
今は便利なものがたくさんありますね。
障子をきれいにはがせる「はがし液」とか適度に溶いてある「のり」とか。
それらを使わせてもらって、最後に全体に霧吹きで水をかけ乾かしたら、すっかり新しくなりすごい達成感で感動ものです。
(この最後の霧吹きのとき、私の母は口に水を含んで、プフォッーとかけていたのを鮮明に思い出しました。いくら昔でも霧吹きくらいはあったでしょうに)
白は浄化、再生、清らかといったイメージがあります。
まさに気持もすっきり新しい空気が漂った感じがします。
夏はのりや水がどんどん乾いてしまうので、やはり作業にはむいていませんでした。(汗だくになるし・・・)
「障子洗う」「障子貼る」は俳句では仲秋の季語だそうです。
自分でできることがわかったので、残り(大きな障子があと4枚)はもう少し涼しくなってからやろうと思います。
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9月のアートセラピーワークショップ
つながる・育む・コミュニケーション
9月23日(日)
・午前10:30~ ・午後1:30~
会場:三鷹市市民協働センター 参加費:2,000円
<お問合せ・申し込み> アトリエ・コスモス 片倉洋子
e-mail color-y@s7.dion.ne.jp tel/fax 0422-34-3448
何もこんな暑い時にしなくてもと思うのですが、陽にやけて黄ばみあちこち破れていてとにかく気になっていました。
自分でしたいと思いつつ、子どものころのイメージで、障子の貼りかえというのはとてもたいへんな気がしてなかなか手がでませんでした。
秋冬の寒い日に、外へ出して水で濡らして紙をはがし、桟を丁寧に洗って乾かし、のりをつけて貼りかえるというのは掃除や洗濯という活動とちがって、何か大仕事のような抵抗感がありました。
だから気になりつつも今日を明日に今年を来年にと、ずーーーっと延ばしてきたのです。
それがいよいよコップの水の表面張力みたいな感じで、ワッと溢れて「どうしても今やりたい。今しかできない」と思ったのです。
できました、家の中で貼りかえが。(窓用の障子です)
今は便利なものがたくさんありますね。
障子をきれいにはがせる「はがし液」とか適度に溶いてある「のり」とか。
それらを使わせてもらって、最後に全体に霧吹きで水をかけ乾かしたら、すっかり新しくなりすごい達成感で感動ものです。
(この最後の霧吹きのとき、私の母は口に水を含んで、プフォッーとかけていたのを鮮明に思い出しました。いくら昔でも霧吹きくらいはあったでしょうに)
白は浄化、再生、清らかといったイメージがあります。
まさに気持もすっきり新しい空気が漂った感じがします。
夏はのりや水がどんどん乾いてしまうので、やはり作業にはむいていませんでした。(汗だくになるし・・・)
「障子洗う」「障子貼る」は俳句では仲秋の季語だそうです。
自分でできることがわかったので、残り(大きな障子があと4枚)はもう少し涼しくなってからやろうと思います。
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9月のアートセラピーワークショップ
つながる・育む・コミュニケーション
9月23日(日)
・午前10:30~ ・午後1:30~
会場:三鷹市市民協働センター 参加費:2,000円
<お問合せ・申し込み> アトリエ・コスモス 片倉洋子
e-mail color-y@s7.dion.ne.jp tel/fax 0422-34-3448
Posted by turu at
16:54
│Comments(4)
こっそり行きたい「シャトー2F」
毎週金曜日は武蔵小金井に所用で出かけるのですが、以前からちょっと気になっていた場所があり行ってきました。
武蔵小金井駅南口から徒歩5分。連雀通り沿いのカフェ・ギャラリー「シャトー2F」です。
超レトロな建物、わっかりにくい入口を上るとそこはカフェとギャラリー、そしてキッズルームまである、なんとも広やかな空間が広がっていてびーっくり。
私が行ったのは4時前というお客さんがちょうどいない時間帯。
1人おずおずと入っていった私に、マスターの木村さんが「どうぞどうぞ」という感じで迎えてくれました。
その木村さん、気さくな人柄と“受けとめて返す”のトークが絶妙で気がつかないうちについつい話し込んでしまい・・・なんとも魅力的なのです。
地域密着型で子どもや親子や地域の人と楽しいアーティスティックな活動を展開したいという木村さん。
カフェのマスターだけでなく、自ら演じるヘンテコ紙芝居「大阪弁日本昔話」は子どもたちに大人気とか。
2児のパパでもあり、保育園の保護者会でも注目されるの、ほんとに頷けます。
だって、なかなか地域に育メンの男の人なんていないもの。
マスター木村は大阪出身のもとバンドマン。
表現力の豊かさの背景はそれもあったのですね。
私もアトリエやったりワークショップ開いたり、それこそ0歳~100歳までの人たちとであっているのだけど、50代は「若くもない、でも年寄りでもない」という微妙なお年頃。若い人には距離を感じ、年配の人には気を使い、なかなか自分の言いたいことをうまく伝えられないこともしばしばです。
でも木村さんの世代で(って歳は知らないのだけど)その活動・表現力・子育てのリアルは、きっと同世代はもちろん、学生世代にも地域で何かしたい50代以降の人たちにもつながっていくのではと思いました。
何か新しいことが始まるようなパワーを感じて、話していてとても楽しかったです。
次回はぜひランチを食べよう。
あまりみんなに教えたくない、こっそり行きたいような素敵な場所でした。
機会があったらぜひ行ってみてください。ぜひマスター木村と話してね。
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9月のアートセラピーワークショップ
つながる・育む・コミュニケーション
9月23日(日)
・午前10:30~ ・午後1:30~
会場:三鷹市市民協働センター 参加費:2,000円
<お問合せ・申し込み> アトリエ・コスモス 片倉洋子
e-mail color-y@s7.dion.ne.jp tel/fax 0422-34-3448
武蔵小金井駅南口から徒歩5分。連雀通り沿いのカフェ・ギャラリー「シャトー2F」です。
超レトロな建物、わっかりにくい入口を上るとそこはカフェとギャラリー、そしてキッズルームまである、なんとも広やかな空間が広がっていてびーっくり。
私が行ったのは4時前というお客さんがちょうどいない時間帯。
1人おずおずと入っていった私に、マスターの木村さんが「どうぞどうぞ」という感じで迎えてくれました。
その木村さん、気さくな人柄と“受けとめて返す”のトークが絶妙で気がつかないうちについつい話し込んでしまい・・・なんとも魅力的なのです。
地域密着型で子どもや親子や地域の人と楽しいアーティスティックな活動を展開したいという木村さん。
カフェのマスターだけでなく、自ら演じるヘンテコ紙芝居「大阪弁日本昔話」は子どもたちに大人気とか。
2児のパパでもあり、保育園の保護者会でも注目されるの、ほんとに頷けます。
だって、なかなか地域に育メンの男の人なんていないもの。
マスター木村は大阪出身のもとバンドマン。
表現力の豊かさの背景はそれもあったのですね。
私もアトリエやったりワークショップ開いたり、それこそ0歳~100歳までの人たちとであっているのだけど、50代は「若くもない、でも年寄りでもない」という微妙なお年頃。若い人には距離を感じ、年配の人には気を使い、なかなか自分の言いたいことをうまく伝えられないこともしばしばです。
でも木村さんの世代で(って歳は知らないのだけど)その活動・表現力・子育てのリアルは、きっと同世代はもちろん、学生世代にも地域で何かしたい50代以降の人たちにもつながっていくのではと思いました。
何か新しいことが始まるようなパワーを感じて、話していてとても楽しかったです。
次回はぜひランチを食べよう。
あまりみんなに教えたくない、こっそり行きたいような素敵な場所でした。
機会があったらぜひ行ってみてください。ぜひマスター木村と話してね。
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9月のアートセラピーワークショップ
つながる・育む・コミュニケーション
9月23日(日)
・午前10:30~ ・午後1:30~
会場:三鷹市市民協働センター 参加費:2,000円
<お問合せ・申し込み> アトリエ・コスモス 片倉洋子
e-mail color-y@s7.dion.ne.jp tel/fax 0422-34-3448
Posted by turu at
23:42
│Comments(0)
やっぱり、ほっとする自由な表現
アトリエも2学期がはじまりました。
夏休みはいわゆる「宿題」のお手伝いもあり、普段とは違うエネルギーの中にいましたが、
やっと通常の何を描いても作っても自由というアトリエに戻っています。
厳しい残暑の9月ですが、ほっと肩の力がぬけるようなユニークな作品ができたので紹介します。
4歳男子「鳥の恐竜」と「かばん」
どこか「くすっ」と笑いたくなるような面白い作品です。
5歳男子「ウサギの冬眠」
早くも雪が降りウサギの冬眠とは、ホントに子どもは思いのままですね。
なんか、涼しくなってきました。
9月23日は私も「アートセラピーワークショップ」を開催しますが、この日は「お彼岸」のうえに、他の団体や個人の方のさまざまなイベントが重なる日。
参加したいけど行けない、といった声ばかり届きちょっと不安になってきました。
連休の二日目ということもありいろいろ予定を考えている方も多いと思いますが、
ぜひお時間ある方はご参加ください。
色彩をつかったワークショップで「コミュニケーショ」ンをテーマに楽しい2時間になるよう準備しています。
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9月のアートセラピーワークショップ
つながる・育む・コミュニケーション
9月23日(日)
・午前10:30~ ・午後1:30~
会場:三鷹市市民協働センター 参加費:2,000円
<お問合せ・申し込み> アトリエ・コスモス 片倉洋子
e-mail color-y@s7.dion.ne.jp tel/fax 0422-34-3448
夏休みはいわゆる「宿題」のお手伝いもあり、普段とは違うエネルギーの中にいましたが、
やっと通常の何を描いても作っても自由というアトリエに戻っています。
厳しい残暑の9月ですが、ほっと肩の力がぬけるようなユニークな作品ができたので紹介します。
4歳男子「鳥の恐竜」と「かばん」
どこか「くすっ」と笑いたくなるような面白い作品です。
5歳男子「ウサギの冬眠」
早くも雪が降りウサギの冬眠とは、ホントに子どもは思いのままですね。
なんか、涼しくなってきました。
9月23日は私も「アートセラピーワークショップ」を開催しますが、この日は「お彼岸」のうえに、他の団体や個人の方のさまざまなイベントが重なる日。
参加したいけど行けない、といった声ばかり届きちょっと不安になってきました。
連休の二日目ということもありいろいろ予定を考えている方も多いと思いますが、
ぜひお時間ある方はご参加ください。
色彩をつかったワークショップで「コミュニケーショ」ンをテーマに楽しい2時間になるよう準備しています。
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9月のアートセラピーワークショップ
つながる・育む・コミュニケーション
9月23日(日)
・午前10:30~ ・午後1:30~
会場:三鷹市市民協働センター 参加費:2,000円
<お問合せ・申し込み> アトリエ・コスモス 片倉洋子
e-mail color-y@s7.dion.ne.jp tel/fax 0422-34-3448
Posted by turu at
16:17
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