色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

今年もアトリエ始まりました

今年も先週10日よりアトリエがはじまりました。

毎年、出だしは風邪や腹痛でお休みが多いのですが、今年もぽつりぽつりと欠席が目立ちます。
冬休み明けで、子どもたちも何かと疲れているのでしょう。

さて自分はといえば、12月初旬にに右手首を痛めてしまい、それでも年末だし掃除もしたいし、そのうち治るだろうと使っていたらどんどん痛くなりそのまま年を越してしまいました。
年末年始の帰省を終えて、さすがにこれはいけないと思い、年が明けてからしっかり右手首をテーピング。
自転車は乗らない(自転車はかなり手首を使うことを実感!)物はできるだけ持たない、を徹底してようやく痛みが薄らぎなんとかアトリエに間に合わせました。

そうかこの一ヶ月、なんとなく気持も前向きにならなかったのはこの痛みのせいだったのか、といまさら気づいて納得。
若い時のように多少の故障をものともせずというわけにはいかないのですね。
いいかえればからだと心の一体感が年々増しているように思うのです。
どっちかダメだと両方ダメみたいな。

エネルギーあふれる子どもたちのアトリエを安全に運営するためにも、自己管理はホントに大事だとつくづく反省しました

以下の写真は今年のカレンダーの作品です。かわいいです。






「今年のカレンダー描こうねえ!」と声をかけて「はーぁい!」と元気な返事が返ってくるのは、小学校低学年くらいまで。
高学年になると「なんで?」と静かに一瞥されておしまいということも。

高学年だし、内的な必要性のないことは制作に結びつかないのは当然です。。
ただ最近の子どもたちの傾向の一つとして「何が好きなのか、描きたいのか」そこから解らないと言う子も増えているように思います。
描くことも作ることも嫌いじゃないのに「解らないという感じ」に支配されているようなもどかしさを、子どもたちに感じるのです。

そこで今年は高学年の子どもたち中心に、ちょっとした鑑賞の時間を作ってみたいなと考えています。

もちろん自由な制作は大前提ですが、高学年になると他のアーチストへの関心や古典絵画への疑問など、いろんなことを取り入れていく智恵や思考も育ってきます。
ただただ制作のサポートをしてきたこの10年ですが、私からもいろんなアプローチをしたり、言葉を通して何かを語り合ったり感じたりするのもいいのではないかと考えるようになりました。

「めんどうくさい」って言われるかなあ?
それでも自由な雰囲気のなかで押しつけにならないよう、ひとりひとりの関心やテーマを拾い上げていければと思います。

子どもたちと共に成長してきたアトリエなので、そのことを大切にまた新しい発見をしていきたいなと思います。