色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

繊細と大胆


日々のアトリエは子どものエネルギーに押されっぱなし、作品データはどんどんたまるいっっぽう。
体力的に不安を感じるときもしばしばですが、がんばらねば。


さて今日の作品は同じ6才の女の子と男の子。

繊細と大胆
女の子の方は粘土を細かく細工した繊細な作品、そして男の子は新聞紙をまるめて色の紙でまいてつくった大胆な作品。


繊細と大胆
まだ6才なのに、ひとつひとつのパーツごとに紙粘土に色を練りこんで、こんなに小さい髪や顔や手足を作っていくのはたいへんな根気と集中力です。(作品をのせたスケッチブックはハガキ大です)
でもそれが実に楽しそうで、いくらでもやっていられるという感じ。

繊細と大胆
そしてしっぽ付きのラグビーボールみたいなコレ。投げるとヒラヒラッとしっぽがなびいておもしろいのです。
ちょっとごついけど、新体操のリボンのようにひらひらします。(写真のお尻は作者くん)

じーーっと粘土細工をしている女の子の頭上をこのボールが行ったり来たり。
集中してるから気になりません。

一方は自分の世界と対話しながらこつこつ積み上げていくようなエネルギー、
作品も自分の分身のようです。そしてもう一方はエネルギッシュな外向きのエネルギー。これを投げて遊ぶという体感覚と結びついています。
内と外、ともにパワーがありそれぞれの個性がきわだっています。



私はこういう子どもが何かに夢中になっている姿というのが好きで、いつも元気をもらっているような気がします。
大人の私がきっとそれを忘れているからかもしれませんね。

繊細と大胆





ボールと同じ作者くんの
ジェットコースターの作品。



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    この記事へのコメント
    素晴らしいですね。
    子どもたちの持っているエネルギー・想像力は満ち溢れていますね。

    それを少しでも導いてあげるのが大人の責任だと思います。

    台風が接近しています。注意しましょう。
    Posted by 松本輝一です。 at 2012年09月30日 17:42
    松本さん

    ほんとうにそう思います。

    地域の図書館のように、地域のアトリエみたいなのが
    いっぱいできるといいなあ、思います。

    作品は子どもたちの心そのもの。

    上手にうけとめていきたいです。
    Posted by turu at 2012年10月01日 10:54
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