色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

情報社会、私ついていけるかな?


今年もアトリエ元気に始まりました。
冬休みはアトリエもお休みなので、始まるのを楽しみにしていたという声をきくと、嬉しくなります。
今年もよろしくお願いします。

アトリエのことではないのですが、年明け早々にちょっとしたトラブルに見舞われました。
先日突然MACのメールがつかえなくなったのです

「ああ、新しいサービスに切り替えるよう言ってきてたなあ、苦手意識から何年もそのままにしていたっけ」と落ち込みつつ、あれこれネットで調べるもラチがあかず、サポートセンターに電話しました。

今使っているMACは2008年購入、2011年には修理の必要もありその時の最新バージョンにアップしています。だから、古いけどまだまだ5年くらいと思っていました。けれど、一般の家電ならまだしも、コンピュータの5年前の機種は消えたも同然、サポート対象の領域にも入ってませんでした。

「本来は別の窓口をご紹介するのですが・・・、まあ、やってみましょう」とサポーターの方。
それからマックを立ち上げ、画面を見ながら、最初は固定電話の子機で30分。充電が切れそうになって携帯にかえてから更に約1時間。サポートセンターの方が実に実に辛抱強くあれこれと出来る限りのことを指示、なんとか解決しようと、懸命にリードしてくれました。
1時間半もですよ!

何がネックってとにかくソフトも古いので、必要なWEBサイトも相手と同じようには見えておらず、解決するためのソフトがダウンロードできなかったり、指示された選択ポイントが無かったり。
今使ってるウインドウズのほうが新しいのでそちらで「画面共有」という設定をし、サポーターの手元で私の画面を見ながら教えてくれたり(すごい、そんなことも出来るのね!)、まあいろいろ初めてのことに戸惑ったり感心したり、そしてなんとかアドレスにかかるロックをはずせそうというところまでいっても、私の生年月日がうまく入らなかったり画像認証がなんどもはねられたり・・・で、で、そこまでして・・・・結局、あきらめました。

サポートしてくれた人も悔しそうに、電話の向こうで唸っていて、なんとか解決しようというその知識とサポーター魂には本当に頭のさがる思いでした。サクサク操作できない中高年と古いMACにつきあうこと1時間半、現在の最新バージョンでないことの壁の数々。

ネット社会の中で、これからも新しいものはすぐに古くなり、情報もなにも有効な期間はどんどん短くなっていくでしょう。
そんな時代を私たちは生きていけるのだろうか、不安にかられました。

一方で、どんなに人口知能が発達しても、こうやってわかんないことはやっぱり人に教えてもらわねばなりません。
あらゆる年齢のあらゆる立場の人がコンピュータをつかい、トラブルにあうとき、聞いてほしいし説明してほしい。それはどうなっていくのでしょう。

今回は、これまでのMACのアドレスを使うことをスッパリ諦め、無料のネットメールのアドレスを取って、アカウントを作り直しました。なんだかんだでほぼ一日を費やし疲れました。(諦めたことは気分も変わって良かったです)

でも困難なことが新年の早くにやってきて早く去ったというのは良いことかも。

情報が溢れる中、超アナログで、手間ひまかかる自由創作のアトリエの子どもたちを見ていると、ほんとに身体の内側から力が湧いてくる感じがします。自分感覚、自分情報を溜めているように見えます。自分の中の事実だけを積み重ねていく体験は、やがて個としての全体像につながり生きるエネルギーになると信じています。

今年も子どもたちの作品がとても楽しみです。

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色水遊びをいっぱいした後、描いた作品。一年生の女の子。開放感が味わえたのか明るいです。



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    この記事へのコメント
    新年早々大変でしたね。

    今回のお話は、エンジニアの端くれである自分にとって少し考えさせられる内容でした。
    今の技術の進歩には、40代の自分も戸惑う事が多々あります。

    誰もが簡単に最先端の技術を使うことが出来る時代・・・

    あまりにも簡単に使う事が出来るので、高齢者の方々は使うことに戸惑いを覚えても
    それがどれだけ重大な事かわからないまま使っている様な気がします。

    SF映画でよく題材として取り上げられる技術(人工知能)に人間が支配されてしまう世界が
    簡単に訪れてしまう様な危機感を覚えずにはいられません。

    ちょっと話がズレてしまった気がしますが、今回先生を担当してくださったサポーターの方は、
    いい仕事をされたと思います。
    こうしたサポーターの方々の地道な仕事が、最先端の技術を支えているという事を忘れてはいけないと思いました。。。。

    そして、超アナログなアトリエの子供たちの成長がとても楽しみであり、そんな子供たちの手助けをしている先生が素敵に思えます。

    今年もこのブログを通して、子供たちの作品に触れることが出来るを楽しみにしています。
    というか、チャンスがあれば子供たちと一緒に作品を作ってみたいなぁ~と思ったりします。。。
    Posted by furu at 2017年01月09日 22:53
    furuさん、コメントありがとうございます。本当に後戻りできないけれど、どんな時代になっていくのか怖れさえ感じます。人間の感覚を超えたスピードでいろんなことが変わっていくのですね。

    今回いろいろ教えてくれたサポーターの方は男性でしたが、実に訓練されているというか、淡々とプロフェッショナルでした。だいたい問合せしてもマニュアルどおりの対応か、不親切な感じで、こちらが委縮していまうことも多いのに、本当に抱強い方でした。なかなか大変なお仕事だと私も思いました。

    なんにしても紙媒体のトリセツがなくなって、詳しくはwebでがあたりまえになってから、なんとも悲しい置いてけぼり状態な私です。

    子どもたちの創作を見ているのは救いですが、最近は彼らもスマホやipod片手です。ちょっと複雑な気分です。furuさんも機会があったらぜひアトリエに来てください。大歓迎です。
    Posted by turuturu at 2017年01月10日 16:21
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