色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

2018年03月25日

卒業おめでとう!

卒業式も終わり、アトリエの6年生4人も中学生になります。icon31
中学生になるからアトリエを辞めるというわけではなく、みんな登録はそのままで「また来ます」と言ってくれます。

しかし、実際には新しい環境になり、勉強や部活動が本格的になっていくなかで、なかなか継続してアトリエに来ることは難しいのが現実です。

だからこの時期はやはり別れの季節。
私も本当に寂しくて、自分の心のエネルギーをなんとか維持するのにせいいっぱい。
今日が最後だね、元気でね」とやっぱり言わねばなりません。

小学校高学年から中学生くらいというのは、いろんな感性が一気に花開き、人として成熟していく基礎になる大事な時期です。
だからその毎日をほんとうに大事にしていってほしと思います。大人になったとき、苦しいことにぶつかったとき、支えになるのは自分の子ども時代です。子ども時代に育んだ「私」という存在が、大人になってもきっと力になってくれます。

6年生、卒業おめでとうございます。icon12
そして新しい中学での日々を、好奇心や探究心を忘れずに楽しくすごしてください。
また、夏休みにでもアトリエで会えるのを楽しみにしています。



S君の6年生最後の水彩画です。
タイトルは「捨て去られたボール」。



人気のないまだ明るい公園にボールがひとつ置かれています。右半分は一転して夜の静寂のなかに大きな木がどっしり描かれ、枝が手を伸ばすかのように光の方に差し出されています。

ひとつの風景を光と闇で対比させ、動くものと(ボール)動かぬもの(大木)を配し、昼から夜へと移りゆく時間の流れも描き込みました。いろいろな心の内面を感じさせる作品です。

新しいものをつかむためには何かを手放さなければなりません。
捨て去られたボールはもう必要のない“心の何か”かもしれません。
明と暗で分けた、はっきりした画面構成はいさぎよささえ感じます。「卒業」し、新しい環境に「入学」していく不安はあっても、どっしりとした木の太い幹が、内なる力を感じさせます。

「なんか中学生になる気がしない」
「オレ、アトリエやめる気がしない」

といいながら描かれた作品。

この大きな木が明日の朝、どんなおおらかな姿で立っているだろうかと想像すると楽しくなります。
彼の心の葛藤や成長が伝わってくる素直ですばらしい「卒業作品」になりました。  


  • Posted by turu at 16:07Comments(2)

    2018年03月17日

    2日間のオープンアトリエ開催

    2月に移転、新規スタートしたアトリエ、2日間のオープンアトリエを開催します。
    3月31日(土)、4月1日(日)の午前10時~午後5時まで、アトリエの見学・体験会を開きます。

    80種類以上のいろいろな画材や素材を揃えています。
    子どもたちが大好きな木のチップやモール、紙粘土などもあります。
    大人、子ども、親子、ご年配の方、どなたでも自由に楽しくアート体験できます。
    (お一人500円)

    もちろん、見にくるだけ、おしゃべりするだけでも大歓迎です。

    桜を見にお出かけのついでにでも、ぜひお立ち寄りください。
    お待ちしています。



      


  • 2018年02月14日

    アトリエ移転しました

    すっかりご報告が遅れてしまいました。
    この2月、無事アトリエを移転いたしました。

    1月末に家族や友人が手伝ってくれてお引っ越し。1月31日には、子どもたちが手や絵筆を洗ったりするための、深めの洗濯流しユニットも付いてすべての工事も終わり、予定通り2月にスタートしました。



    約17畳、天井高270センチの解放感あふれる空間です。
    子どもたちにも新建材の臭い以外は好評で、なによりすごく集中できます!






    自宅リビングで開催していたころは、家庭的なあたたかさはあったものの、散漫になることを避けるのは大変でした。
    子どもたちがテレビやガラスのある家具にぶつかってヒヤリとしたり、飼っている文鳥をかごから出してしまって大騒ぎしたり、静かだなと思ったら部屋のすみっこで「ビッグコミック」などの大人のマンガを読みふけっていたり・・・・。

    リビングゆえに、全力で大量の画材を出したりしまったりすること約1000回。12年間試行錯誤しながら自宅で開いたアトリエも終了です。

    新しい場所、ここは、アトリエそのものです!
    余分な家具もないし、勝手に開ける冷蔵庫もない!
    “かくれんぼ”したくても出来ない!


    心配性なので、スタートするまではずっと不安でしたが、子どもたちがここで制作する姿を見ていて、このスペースに出会えて本当によかったと思っています。

    気持ちばかりあせって整わないところはまだまだあります。
    でもなにより専用のスペースがあるというのは場の空気が気持ちよく引き締まる感じがします。
    いろんなことができそうな可能性を感じます。

    ホームページの「子どものアトリエ」の内容も一新して、やっとご案内のチラシもつくりました。

    これから少しずつ「大人のアトリエ」や「日本画アート教室」など大人の方対象のご案内も整えていきたいと思います。
    新しいアトリエコスモスを、これからもどうぞよろしくお願いします。


    ありがとうございます



      


  • 2018年01月23日

    新しいアトリエ準備中の1月です

    1月前半の子どもたちのアトリエ、大人のアトリエ、高齢者施設訪問などひととおり終えて、2018年の新たなアトリエがスタートしました。

    来月開設を目指す新しいアトリエの場所もなんとか準備は進んでいます。

    床のクロスや照明器具、ガラス面のサインなど、比較的大きくて物理的なことはいい感じで進んでいるのですが、新しいパンフレットをつくったり内容や時間割を考えたり、その他こまごましたことがなかなか進みません。

    はなばなしいオープンなどにはならないと思いますが、とにかく無事お引っ越しだけは終えたいと頑張ってます

    いろんな準備をするなかで、家電量販店にいったり、自分でいろいろ調べたり、ネット環境を整えたりといったことがあるのですが「今、世の中こーんなことになってるのね!」と新しいこと経験のないことにとまどうことばかりです。

    インターネットにしても、なんだか茶筒をちょっと大きくしたような“ルーター”を買うだけで工事などしなくてもよくて、その手軽さにびっくり。
    パソコンも、したい事と予算を伝えたら、若い店員の方が「ハードはこんな感じ、メモリはこれくらいにしときましょう」などと、どんどん進めてくれて、結局店頭にあるものではなく発注してから製造してもらうノートパソコンになったり、とにかく自分のことなのに、解ってるのか何なのか着いていくのに必死です。
    鼻筋のとおった若い店員の人にさらさらと説明されて「これまでのご説明でなにかわからないことはございますか?」と聞かれても、「そもそも何が解らないのかが解りません」という状態。
    そのように伝えたら「アッハッハ」と笑っていましたが・・・。

    苦手なこともたくさんあるけれど、新しいアトリエもとにかく楽しい場所にしていきたいと思っています。
    今年もよろしくお願いします。




     ハンバーガーとおでん、6歳男の子



    お祭りのお神輿。連続した形と三日月が個性的。2年生女子。



    70代女性の方。白い梅の枝がやさしい。




    この2日間、入院中の母を見舞いに富山に行き、帰ってきたら三鷹が“雪国”になっていてびっくり!久しぶりに雪かきをしました。  


  • 2017年12月28日

    来年アトリエ移転します!

    もういくつ寝るとお正月・・・。
    本当に今年も数えるほどになりました。

    今年は、7月に「ハートアート展」という大きな展覧会にかかわり、あらためて「心からの表現」の力と、「アートセラピーの可能性」を感じた年でした。

    慌ただしい日々のなかで、子どもたちや大人の方たちの作品をとおして、おおらかさやエネルギー、生きる姿勢や成熟や元気、本当にたくさんのことを受け取りました。


    そしてこの冬、
    思い立って新たなスペースを借り受けることにしました。



    12年間自宅で開いて来た「子どもの自由創作のアトリエ」はもちろん、来年は新たな場所で、地域のさまざまな方に自由な表現を楽しんでもらえるようなアトリエを作っていきたいと思っています。

    年末年始をはさむなかで、やっといろいろな手続きや工事の依頼などが済み、1月には内装や備品を整えて、早ければ2月初旬に移転の予定です。

    今の場所から150メートルくらいの距離なので、子どもたちも楽しみにしてくれています。
    「境から150メートル近くなった!」とか
    「調布から150メートル遠くなったじゃん」
    「それうちのすぐ前!」とか言ってるのを聞いてるのも楽しいです。

    最初、この場所をを借りた時は“一目惚れ”状態だったので気分が高揚してしまい、あれもこれもと頭の中がいっぱいでした。
    今は、あれとこれ、とひとつひとつ準備する中で、出会うべくして出会い、そのことに従っていけばいいのだというような、とてもシンプルな気持ちになっています。


    来年は私も3回目の成人式なぁんて、なんと年女です。
    年齢を意識しないわけではありませんが、今日というのは昨日までの時間の積み重ねで、何歳になってもそれだけのこととも言えます。

    だから、明日という未知なるものへの扉をあけ続け、感動を忘れずに活動していきたいと思います。

    今年本当にさまざまな出会い、再会、交流がありました。そのすべての方々に心から感謝申し上げます。
    来年もどうぞよろしくお願いします。



    三鷹市中原の「大人のアトリエ」も3人の方が常時きてくださるようになり、心のこもった作品が描かれています。



    もう何時間かけているでしょう。今年一年お城作りに没頭している4年生。




    一番右のシャッターが新しいアトリエになる予定。奥は銭湯「千代の湯」さん、前はファミレス「ジョナサン」の駐車場という広やかな立地。バス亭もすぐ近く、近所にはコンビニやドライブスルーのスターバックスまであります。