アーツ千代田3331で開催「あとりえひとは」
アーツ千代田3331で月に一回開催中の自由創作スペース「あとりえひとは」。昨日は27人もの参加があり盛況でした。
2015年の4月に月一回でスタートしたころは誰も参加がなく、ボランティアのみんなで情報交換したりして時間をすごすようなことも多々ありました。
今年に入ってからはだんだん知られてきたのか、アーツ千代田のサイトを見て、楽しみにしてくれているリピーターの方も増えました。
継続は力なり!を実感。
アトリエコスモスのホームページのお知らせ欄でも紹介しているように、この活動は2017年、来年7月開催の「ハートアート展」の一環として取り組んでいます。
上手下手や評価や専門性などにかかわらず、また障害のある人もそうでない人も、子どもも高齢者も、誰もが心からの表現を通してその人らしく生きていけることを紹介、展示する大きな(私たちからすれば、かなり大規模な)展覧会になる予定です。
多くのグループや仲間が参加し、私が学んだアートセラピーの専門講座を展開する「色彩学校」も協賛、協力してくださる予定です。
アトリエコスモスの子どもたちにも、もちろん参加してもらいます。
普段、アトリエで作った心のままの作品を素直に展示して、皆さんに見てもらいたいと思います。
アトリエの子どもたちに「来年おっきな展覧会に出すからねーーー。みんながんばろうねーーー。」と言ったら
「ヤダ―、学校で描いたの出すーーー!」と言って、学校で描いた作品をわざわざ持ってきて見せてくれた高学年の子がいました。
うーーーん、確かに、大人の目からみてもいいと思う。
子どもだって評価のある学校と、自由なアトリエは違うということを感じているということ。
「学校」では課題にそって制作し、ちょっと「よそ行き」の分いいのもできる。
学校の作品の方が本人の中でも当然、評価が高かったりする。
自由はちょっと恥ずかしかったりもする。
でも思いがけないおもしろいのが作れる、楽しい。
そして気持ちのままに素直に表現できる。
このあたりの本音は受けとめつつ、子どもたちの持てる力を信じて、力むことなくアトリエの制作を見守っていきたいです。
来年7月、おもしろい素敵な展覧会になると信じて準備していきます。
2015年の4月に月一回でスタートしたころは誰も参加がなく、ボランティアのみんなで情報交換したりして時間をすごすようなことも多々ありました。
今年に入ってからはだんだん知られてきたのか、アーツ千代田のサイトを見て、楽しみにしてくれているリピーターの方も増えました。
継続は力なり!を実感。
アトリエコスモスのホームページのお知らせ欄でも紹介しているように、この活動は2017年、来年7月開催の「ハートアート展」の一環として取り組んでいます。
上手下手や評価や専門性などにかかわらず、また障害のある人もそうでない人も、子どもも高齢者も、誰もが心からの表現を通してその人らしく生きていけることを紹介、展示する大きな(私たちからすれば、かなり大規模な)展覧会になる予定です。
多くのグループや仲間が参加し、私が学んだアートセラピーの専門講座を展開する「色彩学校」も協賛、協力してくださる予定です。
アトリエコスモスの子どもたちにも、もちろん参加してもらいます。
普段、アトリエで作った心のままの作品を素直に展示して、皆さんに見てもらいたいと思います。
アトリエの子どもたちに「来年おっきな展覧会に出すからねーーー。みんながんばろうねーーー。」と言ったら
「ヤダ―、学校で描いたの出すーーー!」と言って、学校で描いた作品をわざわざ持ってきて見せてくれた高学年の子がいました。
うーーーん、確かに、大人の目からみてもいいと思う。
子どもだって評価のある学校と、自由なアトリエは違うということを感じているということ。
「学校」では課題にそって制作し、ちょっと「よそ行き」の分いいのもできる。
学校の作品の方が本人の中でも当然、評価が高かったりする。
自由はちょっと恥ずかしかったりもする。
でも思いがけないおもしろいのが作れる、楽しい。
そして気持ちのままに素直に表現できる。
このあたりの本音は受けとめつつ、子どもたちの持てる力を信じて、力むことなくアトリエの制作を見守っていきたいです。
来年7月、おもしろい素敵な展覧会になると信じて準備していきます。
アール・ブリュット立川2016を観てきました
アールブリュット立川2016展を観に出かけました。
「アール」は芸術、「ブリュット」は生(き)のままのという意味のフランス語です。
既成概念や評価、教育などにとらわれず、心からわき上がるものを表現した芸術とも言われています。
小さな会場で作品もけっして大きくはないのだけど、障がいのある人たちによって表現された「アール・ブリュット」はどれも圧倒的な存在感がありました。
まず目を引くのは色彩の美しさです。彩度の高さや透明感が際立っています。
無数の色の粒やタッチ、素材の重なりは、まるで細胞が命のままに増殖しているかのような迫力で見る者に迫ってきます。
でもその「手仕事」から聞こえてくる音のような風のような気配に耳を澄ましていると、ある時突然、おびただしい数の色やモチーフが放たれて、広い世界に連れ出されたような不思議な開放感に包まれます。
絵と対話するというよりは、絵を「体感する」というかそんな感じ。
生きることの奥深くから生まれてくる表現のエネルギーに心動かされました。
いままで写真でしかみたことがなかった池邊遊さんの作品にもやっと会えました。
「ヒロシマ」と「ナガサキ」。細かく毛糸を貼り込んで作った絵は思っていたよりもずっと鮮やかでした。そしてなぜだか温かいのです。
アトリエの子どもたちの作品も、心からの表現「アール・ブリュット」です。
アートすること、アートを感じることは、人と人をつなぎ力を与えてくれるのだとあらためて思いました。
31日まで。伊勢丹立川店で開催中です。
31日まで。伊勢丹立川店で開催中です。
「アール」は芸術、「ブリュット」は生(き)のままのという意味のフランス語です。
既成概念や評価、教育などにとらわれず、心からわき上がるものを表現した芸術とも言われています。
小さな会場で作品もけっして大きくはないのだけど、障がいのある人たちによって表現された「アール・ブリュット」はどれも圧倒的な存在感がありました。
まず目を引くのは色彩の美しさです。彩度の高さや透明感が際立っています。
無数の色の粒やタッチ、素材の重なりは、まるで細胞が命のままに増殖しているかのような迫力で見る者に迫ってきます。
でもその「手仕事」から聞こえてくる音のような風のような気配に耳を澄ましていると、ある時突然、おびただしい数の色やモチーフが放たれて、広い世界に連れ出されたような不思議な開放感に包まれます。
絵と対話するというよりは、絵を「体感する」というかそんな感じ。
生きることの奥深くから生まれてくる表現のエネルギーに心動かされました。
いままで写真でしかみたことがなかった池邊遊さんの作品にもやっと会えました。
「ヒロシマ」と「ナガサキ」。細かく毛糸を貼り込んで作った絵は思っていたよりもずっと鮮やかでした。そしてなぜだか温かいのです。
アトリエの子どもたちの作品も、心からの表現「アール・ブリュット」です。
アートすること、アートを感じることは、人と人をつなぎ力を与えてくれるのだとあらためて思いました。
31日まで。伊勢丹立川店で開催中です。
31日まで。伊勢丹立川店で開催中です。
諦めました「伊藤若冲展」
午前中に、今日からはじまったばかりのボランティア活動を終えて、ほっと一息。
午後、ぜひ行きたいと思っていた、24日まで開催の「生誕300年記念 伊藤若冲展」(東京都美術館)にでかけました。
上野駅公園口の改札をでて、横断歩道を渡ると公園入口に「若冲展はただいま170分待ちです」の看板を持つ人が。
「えっ?」と思いましたが、せっかく来たのだからせめて美術館入り口までいってみようと思い、たどりついてすごい人の数にビックリ!
ここにも「170分待ち」の看板が。
係の人が鑑賞に来た人たちに説明していました。
「午前9時にすでに2000人が並び、4時間待ちの状態。やっと待ち時間が短くなってきた。午後5時半閉館なので、5時までに並んだ人はなんとかいれてあげたいと努力している。でも保障はできない」と。
今日はシルバーデーで、65歳以上の方は入場無料というのも重なったのかもしれません。
でも係の人によると昨日もこんな感じだったとか。
熱い中、高齢の方も多く、脱水症にならないよう水分を持って並ぶよう、係員が呼び掛けていました。
私は、着いた時点で午後1時50分。だから並んでも入れるのは4時40分。
もし入れても2重3重にかぶさる人をなんとか越えるようにして、あるいは上手にくぐりぬけて絵の前に進み、鑑賞できるだろうか。
考えただけで、どっと疲れてしまい、諦めてかえってきました。
残り1週間ほど。
これから出かける方、遠方から親族などが来て一緒に行くという方がきっといると思います。
ネットで混雑情報をあつめるなどして、どうぞ気をつけてお出かけください。
残念・・・・、しかたないね。
午後、ぜひ行きたいと思っていた、24日まで開催の「生誕300年記念 伊藤若冲展」(東京都美術館)にでかけました。
上野駅公園口の改札をでて、横断歩道を渡ると公園入口に「若冲展はただいま170分待ちです」の看板を持つ人が。
「えっ?」と思いましたが、せっかく来たのだからせめて美術館入り口までいってみようと思い、たどりついてすごい人の数にビックリ!
ここにも「170分待ち」の看板が。
係の人が鑑賞に来た人たちに説明していました。
「午前9時にすでに2000人が並び、4時間待ちの状態。やっと待ち時間が短くなってきた。午後5時半閉館なので、5時までに並んだ人はなんとかいれてあげたいと努力している。でも保障はできない」と。
今日はシルバーデーで、65歳以上の方は入場無料というのも重なったのかもしれません。
でも係の人によると昨日もこんな感じだったとか。
熱い中、高齢の方も多く、脱水症にならないよう水分を持って並ぶよう、係員が呼び掛けていました。
私は、着いた時点で午後1時50分。だから並んでも入れるのは4時40分。
もし入れても2重3重にかぶさる人をなんとか越えるようにして、あるいは上手にくぐりぬけて絵の前に進み、鑑賞できるだろうか。
考えただけで、どっと疲れてしまい、諦めてかえってきました。
残り1週間ほど。
これから出かける方、遠方から親族などが来て一緒に行くという方がきっといると思います。
ネットで混雑情報をあつめるなどして、どうぞ気をつけてお出かけください。
残念・・・・、しかたないね。
初乗車、北陸新幹線
北陸新幹線、初乗車です。おもわず子どもみたいにワクワクしてカメラを向けてしまいました。
これが、新幹線富山駅・・・・。東京からわずか2時間。
以前の痕跡をなにひとつ残さぬ姿に、過去の記憶のいろいろがかき消されてしまうかのような感覚に・・・。
体調を崩していた母の様子見に実家にかえりました。意外と元気そうでほっとしました。
母に杖を買っていきましたが、気持に少し抵抗があるようでした。身体を守るものなので、だんだんに慣れてほしいと思います。
翌日、ホームで見送りたいという両親をやんわり説得して改札でお別れ。東京へ。
時代はどんどん進み、地域もこの国もどんどん変わります。
時間を戻すことはできないから、人生の時間は絶えず「上書き保存」を忘れずに。新たな日々を更新します。
もうすぐ2学期、宮城県亘理町へ
いよいよ夏休みも終わり2学期が始まります。。
あの猛暑もどこへやら、すっかり涼しくなりました。
この夏休みは、キャラクターワークスジャパン主催の「夏休み特別プログラム」の中で「色彩と形のワーク」を担当したり、
三鷹で長く活動されている「ピナット学習支援教室」の子どもたちとボランティアの皆さんにアトリエを使ってもらったりするなど、新しい動きがありました。
また、ひとりですごしたい子のための「個別クラス」への参加が何度かあったのも夏休みとしては初めてのことでした。
それらを振り返り、色彩表現の場や方法を、必要としている人にどんなふうに届けることができるのかを再考しています。
そして28日には宮城県仙台の友人佐藤和枝さん(アートセラピスト)を訪ねました。
亘理町での色彩セラピーワークショップのお手伝いをし、佐藤さんもスタッフのひとりであるNPO法人「亘理いちごっこ」のコミュニティカフェレストラン「散歩道」でおいしいランチをいただいたり、子どもたちの学習支援教室「寺子屋いちごっこ」を見学させてもらったりしました。
佐藤さんの色彩ワークを含むプログラムが宮城県の復興支援事業であることや、震災後すぐの2011年の5月には立ち上げた「いちごっこ」の幅広く実績のある活動に、被災者支援のさまざまな問題や地域の課題がまだまだ続いているのだということを感じました。
そして実際のお話からは、これらの活動が一人ひとりが出会いを重ねて、それらのつながりが時をかけて広がり深まっていくなかで、本当に必要なことを地道に重ねてきたからこそ着実に進んできたのだと思いました。
朝8時~夜8時まで一日たっぷり亘理ですごし、9時半の新幹線で東京へ。
(亘理駅の連絡通路。亘理地区の仮設住宅のみなさんの塗り絵の作品です。佐藤和枝さんが震災後仮設住宅で開いてきた色彩セラピーです。)
もうすぐ夏休みも終わります。
アトリエの子どもたちも私自身もとりあえず無事にすごすことができ、ほっとしています。
2学期を前に「学校がつらい子は図書館にいらっしゃい」というツイートの拡散が今話題になっています。
私も「学校がつらい子はアトリエにいらっしゃい」と言いたい。
地域でアトリエなどを開いている私たちの仲間も同じ思いでしょう。
個人のアトリエでは限界もあるけれど、図書館のようなだれでも出入りできる地域の図工室みたいなのがあったらいいなあ・・・・。
そんなことを思ったりしました。
さて、2学期も子どもたちのパワーに負けないよう頑張らなきゃ。
あの猛暑もどこへやら、すっかり涼しくなりました。
この夏休みは、キャラクターワークスジャパン主催の「夏休み特別プログラム」の中で「色彩と形のワーク」を担当したり、
三鷹で長く活動されている「ピナット学習支援教室」の子どもたちとボランティアの皆さんにアトリエを使ってもらったりするなど、新しい動きがありました。
また、ひとりですごしたい子のための「個別クラス」への参加が何度かあったのも夏休みとしては初めてのことでした。
それらを振り返り、色彩表現の場や方法を、必要としている人にどんなふうに届けることができるのかを再考しています。
そして28日には宮城県仙台の友人佐藤和枝さん(アートセラピスト)を訪ねました。
亘理町での色彩セラピーワークショップのお手伝いをし、佐藤さんもスタッフのひとりであるNPO法人「亘理いちごっこ」のコミュニティカフェレストラン「散歩道」でおいしいランチをいただいたり、子どもたちの学習支援教室「寺子屋いちごっこ」を見学させてもらったりしました。
佐藤さんの色彩ワークを含むプログラムが宮城県の復興支援事業であることや、震災後すぐの2011年の5月には立ち上げた「いちごっこ」の幅広く実績のある活動に、被災者支援のさまざまな問題や地域の課題がまだまだ続いているのだということを感じました。
そして実際のお話からは、これらの活動が一人ひとりが出会いを重ねて、それらのつながりが時をかけて広がり深まっていくなかで、本当に必要なことを地道に重ねてきたからこそ着実に進んできたのだと思いました。
朝8時~夜8時まで一日たっぷり亘理ですごし、9時半の新幹線で東京へ。
(亘理駅の連絡通路。亘理地区の仮設住宅のみなさんの塗り絵の作品です。佐藤和枝さんが震災後仮設住宅で開いてきた色彩セラピーです。)
もうすぐ夏休みも終わります。
アトリエの子どもたちも私自身もとりあえず無事にすごすことができ、ほっとしています。
2学期を前に「学校がつらい子は図書館にいらっしゃい」というツイートの拡散が今話題になっています。
私も「学校がつらい子はアトリエにいらっしゃい」と言いたい。
地域でアトリエなどを開いている私たちの仲間も同じ思いでしょう。
個人のアトリエでは限界もあるけれど、図書館のようなだれでも出入りできる地域の図工室みたいなのがあったらいいなあ・・・・。
そんなことを思ったりしました。
さて、2学期も子どもたちのパワーに負けないよう頑張らなきゃ。