ワークショップ「いろんな色と影と光と」を開きました

turu

2013年06月24日 16:04

21日、23日三鷹市市民協働センターにてアートセラピーワークショップ
「いろんな色と影と光と」を開きました。

4名の方が参加してくださいました。

今回は人生や日常のなかの「影」の部分にちょっと気持を向けてみて、その後自分のエネルギーになる新たな「光」のイメージを描いていただきました。

「影」といってもいろいろありますね。
毎日のストレスや心身の不調、気になっている出きごと、もう1人の私という場合もあるかもしれません。
やや漠然としていますができるだけ自由な方がよいと思い、あまり限定せずに考えてもらいました。

「影、たくさんありすぎて困ったなあ」という方、「私はもいう決まっていて・・・」とすぐにたどり着く方、皆さんそれぞれです。
毎日の通勤ラッシュの苦労をしっかりしたタッチで描いた方もいました。

次にクレヨンやさまざまな紙類、それぞれ描いた「影」の絵も使って、あらたに自分の命を輝かせる「光」のイメージを制作していただきました。影あるところに光あり!です。
制作時間は50分ほど。
切ったり貼ったりしていく過程の中で、新しいイメージがでてきて絵が変わっていくのもアートセラピーのおもしろいところです。

30代女性の作品。


最初に描いた「影」の絵は小さくちぎられて画用紙の周りに貼られました。
温かいベージュの厚みのある和紙で表現したのは魚です。大海をゆっくり泳いでいる自分自身、いやなことは近づいてきてもすっと離れていき、楽しいことは(網状の薄紙の青とオレンジのおもしろい形)波とともにくっついてくる、というイメージだそうです。
楽しさと自分を大事にする気持が柔らかい色調のなかに感じられます。

他の方の作品もそれぞれに素敵です。








今回は、頭痛のためにキャンセルしようかと迷いながら参加したという方がいました。
その方が最後に「絵を描いているうちに本当に頭痛が治りました」と言われました。

色をつかって絵を描くということが右脳を活性化させ、心身の循環に働きかけ、自然な自浄作用を引き出したのではないでしょうか。もちろん、気持を自由にしてあくまでも自分自身のためにということが大事です。

自由に描く絵はいつでも自分を語ってくれます。
人は常に変化しながらその時その時を生き、だから再度同じ絵を描くことはできません。

色彩の力を借りて、その「今」を感じるだけでも日常がちょっと楽しくなるのではないでしょうか。