色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

芸術の秋、ふたりの女性の個展にいきました

芸術の秋ですね。
ふたりの方の個展に出かけました。

銀座3丁目のコバヤシ画廊で開催中の「真木智子展」。油絵の作品です。

真木さんは私と同世代、そして桜町病院ホスピス(小金井)でのボランティア仲間のひとりです。

芸術の秋、ふたりの女性の個展にいきました
溢れるような色彩、流動するモチーフ。様々な命の躍動と広がりゆく世界を感じます。
エネルギッシュなのに色彩は瑠璃色や草色といった和名を思い浮かべるような、
日本の色を感じさせる独特の雰囲気があります。

この絵はしかし大きい。縦約2メートル、横は約4、5メートル。すごいエネルギーです。

彼女も家族優先で、画筆を取らない時期もずいぶんあったとか。コバヤシ画廊での個展もなんと22年ぶりだそうです。
再起を果たした女優みたいな女性的な華やぎも感じるなあ。(ご本人もそんな雰囲気の人だけど)




もう一つは私の日本画の師でもある阿部アヤ先生の個展、「阿部アヤ展」
銀座1丁目の「ギャラリーなつか」で開催中です。
芸術の秋、ふたりの女性の個展にいきました



阿部先生は暮らしや子育てに軸足をおきながらもずっと作家として活動してこられました。
アーチストというのはそこが違うのですね。何があっても絵を描き、表現しつづける。

私は縁あって6年まえにお会いし、油絵を再開したいと思っていたのですが日本画に強く引かれて
もう迷わずというか、これだ!と思って教えていただくようになりました。


芸術の秋、ふたりの女性の個展にいきました
阿部先生はここ数年は「グロリオーサ」という花をテーマに作品を発表されています。

つぼみから開花、そして花びらを付けたまま枯れていく花は不思議で、さまざまな表情を見せ、
自然と絵の中に人生のさまざまな時期を重ねて見てしまいます。

ゆっくりとした生命の流れがいろんなフォルムや色調で描かれています。

私は、基本的な日本画の技法を押さえながらも現代的なテーマや試みをつねに取り入れている先生の画風にとても魅力を感じていて、この日も絵を観ながらいろんなお話をきかせていただきました。
(あんまり話に夢中になっていて画廊の写真を撮るのを忘れてしまいました。それで写真は先生の制作ブログから拝借しました。先生すみません。ブログってこういうこともできるのですね。)

秋の一日、色彩に包まれてゆっくりした時間を味わいました。

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アートセラピーワークショップ
「大事にしてきたモノ、コト、キモチ」
お気軽にご参加ください。

日時:10月26日(金)午後1時半~
    10月28日(日)午後1時半~    (二日とも同じ内容です)

場所:三鷹市市民協働センター

参加費:2000円(お茶と小さなお菓子付き)

問合せ、申し込み:アトリエコスモス 片倉洋子
  e-mail color-y@s7.dion.ne.jp     tel/fax 0422-34-3448 



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