アトリエ・コスモスのアートセラピー色彩日記

今年もあとわずかとなりました。
今年はこれまで当たり前だと思っていたことが、短時間のうちに変化していくことを目の当たりにした一年でした。

コロナ禍でさまざまなことが制限され、教育環境の変化により子どもたちやご家族にいろんなしわ寄せがあるなか、みんな本当によくアトリエに通ってくれました。
本当にありがとうございました。


未知のウイルスへの不安はもちろんありましたが、それよりも「自粛」の「心理」がひたひたと蔓延したことはよりいっそう心を窮屈にしました。

一方でリモートワークも広がり、これまでとは違った働き方や家族のありかたに多くを気づかされたのも事実です。


私も緑の中を歩いては（いつもより時間がありましたから）、これまでの人生のいろいろなことを振り返ったり考えたりしましたが、この流れは元にもどることはなく、次々と「新しい生活」を生み出していくのでしょう。

私もオンラインのミーティングや講座に何度か参加しました。
受講する機会ばかりでしたが、それなりに面白かったですし、これからのことを考えると自分も“発信”する準備もしていかなければと思ったりしています。

アトリエの子どもたちの作品作りは、コロナに関係なく今年も元気いっぱいでした。
やっぱり自由なアートはみんなを元気にしてくれます。








今年はアトリエにタブレットを持ち込んで絵を描いたり、いろいろ調べたりする子も現れたのにはびっくり！
アトリエにタブレットかあ、と最初は思いましたが、そんな時代なんですね。




それから今年は中学3年生が4人もいたのですが、みんな、早くから自分にあった進路を探し考えていました。
そして、来春にむけてそれぞれに個性ある高校への進学を決めつつあります。

東京だからということもあると思いますが、選択肢がずいぶん広がっていることは嬉しいことですし、それぞれの思いを大事にして歩いていこうとしている3年生に心からエールを送りたいと思います。

どんな時代になっても、一人ひとりが「いま」を大事にできること。
どんな人にも、学ぶ場、育つ場、生きる場が多様にあること。そんな社会を求めて私も活動していきたいと思います。
来年もよろしくお願いします。