アトリエも春やすみ

turu

2013年03月28日 16:14

さてアトリエはしばらく春休みになります。

ほっと一息でもあり静かにすごしていると、日々のアトリエがいかにエネルギッシュであるかということが逆に鮮明になってきます。

子どもたちの成長のエネルギーのパワーに引き出されるようにして、私自身も成長していってる、そんな感じです。

春といえば出会いと別れがつきもの。
アトリエも4月からの新しい子どもたちを迎える一方、3月で「卒アトリエ」となる子どもたちもいます。
といっても入会も退会もない回数制のアトリエなので、近所であればまたふらっと来てくれたり、夏休みの宿題の相談に来てくれたりします。
だから、すっかりお別れというよりは地域で見守っていく大人のひとりとして、みんなの成長を楽しみに見送っています。

でも、その中のひとり2年生になるS子ちゃんはお父さんの転勤のため遠方へお引っ越しです。
3年間ほんとうにエネルギー全開で通ってくれました。
私にとっては、作品制作だけでなく、お家でのことや幼稚園のことなど、彼女の成長のさまざまなことに触れさせてもらった3年間でした。

時には悔しさや言葉にならない思いをアトリエでぶつけてきて、絵で吐き出すように激しい表現をしたこともあったし、それでもまだ思いが余ってげんこつで私にぶつかってきたこともありました。(痛かった!)
もう、とりあえずこっちも力ずくで抱きしめるしかなかったっけ・・・。

表現することにまっすぐで子どもが持つ自ら育ち再生していく力を、本当に信じていいと思わせてくれた女の子です。3年間本当にありがとうございました。
遠くへいってもまたたくさん描いたり作ったりしてほしいな、と思います。

最後に描いてくれた桜の木
これから花咲くS子ちゃん自身のようです。



関連記事