全員集合・作品紹介パート4(最終回)

turu

2015年07月14日 10:52

みんなの作品紹介パート4(最終回)です。

「全員集合・作品紹介」と題してとりあえず、ここ2ヶ月くらいのみんなの作品を見てきました。アトリエでの作品はたくさん作られていて、やはり子どもたちのエネルギーは想像以上です。

ただ、ここでは紹介できなかったものもたくさんあることにあらためて気づきました。

たとえば、私と子どもたちとの間の約束で「先生にあげる」(親にはみせないで)というもの。

それから最終的な作品の前のいろんな試行錯誤の過程で生まれた「お試し」「やりかけ」「部品」のようなものや、これは「ゴミ」にしてもいいのかな?というもの。

形にならなかったさまざまな熱や感情が残像のように浮かんできます。

結局私も、写真データとなると、できあがりの作品ばかりを追いかけていて、そのプロセスへの視線がちょっと足りないようです。
もう少しその過程も大切にしていきたいと思いました。

今日のパート4で一応一区切り。今日紹介するのはは、かわいいもの、箱物、そしていろんな気分、です。


2年生女の子。
かわいい感じがよく出ています。


3年生女子。家族みんなのてるてるぼうず。



3年生の男の子がつくった大きな段ボールハウス。箱の表現は自分の居場所にもつながります。まわりと分けることで安心感を取り戻そうとしているのかもしれません。


6歳年長さんの男の子。アジサイがきれいだったから、と素直な作品。



4才君の気分は・・・。いろんな色を混ぜるのは大好き。結局黒くなってしまうのですが、それが楽しい。

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最後に最年長の私の作品です。日本画でこの春やっと完成しました。



これを子どもたちにも見せたのですが、その時の反応がおもしろかった。

「センセ、絵、うま!」「ほんとに描いたの?」「なんか描けなさそうな顔してね?」
        (・・・いやいや顔で描くわけじゃないから(ーー;) )
「こういうこと(絵とか工作)がすきなただのオバサンだとおもってた」
               (それは確かにそのとうりですが・・・)

とにかく表現することが生きる力につながっていけば、それが私自身も人生の中で助けられてきたことなので、限られた空間でも工夫しながら「今」を見つめながら、つづけていければいいなと思っています。


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